赤ちゃんのお口のケア

赤ちゃんの歯やお口のケアについての
FAQ

Q. 歯のケアの方法について

A. おっぱいを飲んでいる時は、唾液がお口をキレイにしてくれるので歯ブラシをする必要はありません。下の前歯が出てきたら、きれいなガーゼで拭いてあげたり、お口をたくさん触ってあげてください。お口は敏感な所なのでいきなり歯ブラシでゴシゴシされると嫌がります。たくさん触ってあげると慣れてきて、歯磨きもスムーズに導入できるようになるでしょう。いろんな食べ物を食べるようになったら、歯磨きを始めましょう。

Q. 歯並びは鼻などの発達のために良い習慣

A. 基本的には、おっぱいを十分に良く飲み、適切な時期に離乳食に移行し、きちんと良く噛んで食べることが大切になります。また、上顎は鼻腔の下壁になります。大きな上顎になれば鼻の容積も大きくなります。口呼吸は上顎の発育を阻害します。お口を閉じて鼻呼吸するようにさせましょう。いつも、お口をポカンと開けていたら一度ご相談いただきたいとおもいます。

Q. おしゃぶりの影響

A. おしゃぶりも長い間、使用すると歯並びに影響します。2歳を目途にやめていきましょう。

Q. 虫歯にならないために、どうしたらいいですか?

A. 虫歯はお口の中の菌の出す酸によるものだとご存知の方も多いと思います。

人から人へと菌が感染しないよう食器を別にするのもよいですが、基本的には育児にかかわる周りの人達が口腔環境を整えることが大切だとお話するのが良いと思います。おとうさんやお母さんに虫歯があれば治すこと。歯磨きをキチンとするなど、妊娠・出産を機会にご家族で話しあうのが良いと思います。

また『おじいちゃんおばあちゃんが使ったスプーンやフォークで子供に食べさせた!!今まで、全て食器を別にしていたのに!!』とピリピリしているお母さんのお話は少なからず聞きます。虫歯菌がお口の中に入っても定着する過程が必要です。つまり、虫歯菌のエサであるお砂糖が必要になります。お砂糖を制限し清潔にして虫歯菌が入ってきても定着しない環境にしてあげると良いと思いますがいかがでしょうか?そもそも、砂糖の取り過ぎは全身の健康にも悪影響です。そのようなこともご家族と一緒にお話していただくのはとても大切だと思います。

Q. はみがきの上手なやり方は?

A. お口は敏感な所なので、急に歯ブラシを突っ込んでゴシゴシされると、大抵のお子さんは泣いて嫌がります。無理に押さえつけて痛くされてしまうと、子供が歯ブラシ嫌いになり、お互いに余裕がなくなり、鬼の形相で必死に磨く『地獄の歯みがきタイム』となりかねません。

まずは、歯ブラシの前準備として授乳期の歯がない時からお口の中をたくさん触って慣れもらいましょう。歯が生えてきたらガーゼなどで拭いてあげたり、小さな歯ブラシで磨いてあげましょう。お母さんやお父さんが磨いているところを見せたり、お人形さん等を磨いてあげてみせるのもいいと思います。ニコニコつぃて歌を歌ったりして歯みがき時間がスキンシップの楽しい時間になると良いと思います。

歯磨きをする体制は寝かせ磨きが良いと思います。明るい所でお口の中を良く見て歯磨きをしましょう。唇や頬を軽く指で押さえて排除し、きちんと歯に歯ブラシを当てましょう。強く磨き過ぎたり、柔らかい歯茎や小帯と言われる筋をゴシゴシすると嫌がったり泣かれたりします。

離乳食が進み色んな食材をたべるようになってから、本格的な歯ブラシの練習を始めましょう。いきなり歯の汚れを全て完璧にとるのは中々難しいです。少しずつ、出来る事を増やしていきましょう。

Q. 歯がはえるまで、どの様に口の中をケアすればよいですか?

A. 生まれてすぐはおっぱいが飲みやすいようにまだ歯が口の中にはありません。おっぱいを飲んだ後、唾液が綺麗にしてくれるのでまだ歯ブラシの必要はありません。スキンシップとして、口の周りや歯茎を触ってあげましょう。口は生まれた時から何でもキャッチしようと、とても敏感になっています。お口をたくさん触って慣れましょう。

Q.小さい頃に虫歯がとても多かった。子供にはそうなってほしくない。いつから何を気をつければ良いですか?

A. 虫歯になってしまう原因はたくさんあります。もともと、歯が弱く虫歯になりやすいお子さんもいます。虫歯になりにくくすることは出来ますが、これさえすれば確実に虫歯を予防できるという方法はまだありません。赤ちゃんの頃からできることは、甘いものを早くから覚えさせないように気をつけること。甘いものを口にする回数が多い方が、虫歯になりやすいことはわかっています。また、ダラダラと食べず規則正しい生活を送りましょう。

Q.歯磨きは何か月からすれば良いですか?

A. 口の中はとても敏感です。生まれた時から歯磨きの前準備として口の中をたくさん触ってあげましょう。下の前歯が出て来たら、きれいなガーゼで拭いてあげたり、歯ブラシを始めましょう。おっぱいだけでなく、いろんな食べ物を食べるようになると、虫歯菌が定着しやすくなるので、その頃から本格的な歯ブラシを少しずつ始めてみましょう。

Q.歯磨きを嫌がった時の対応については?

A. 眠かったり、機嫌の悪い時は無理に歯を磨かなくてよいです。虫歯になるのでは?と不安な気持ちになるのはわかります。しかし、子供の歯磨きをする時期はまだまだ長いです。まずは歯磨きを好きになることが大切です。急がば回れといいますが、寝る前にこだわらず機嫌の良い時にゆっくりとやってみましょう。

Q.子供のお菓子やジュースはいつからあげてよいですか?

A. 遅ければ遅いほど、虫歯になりにくいです。赤ちゃんは生まれた時は、歯がないので虫歯菌もいません。歯が生えてきて、色々な菌が口の中に入ってきて菌同士の縄張り争いが始まります。1歳7か月~2歳7か月位まで歯『感染の窓』といわれ、虫歯が定着しやすい時期です。しかし、虫歯菌が繁殖するためのお砂糖が無いと口の中に入っても定着しません。逆に、そのころに甘いものたくさん食べてると虫歯になりやすい環境を作ってしまいやすいです。、もし、お菓子やジュースをあげるなら時間を決めておやつの時間だけあげること。お菓子ではなく、スルメやチーズ、煮干しはお砂糖が入っておらず虫歯になりにくいです。他にも、蒸かしたサツマイモやトウモロコシもおやつとしては虫歯になり難いものです。

Q.虫歯予防に気をつけること、磨く回数などを知りたいです?

A. 虫歯予防には

  • 1.食生活を規則正しくし、甘いものは時間を決めてとるようにして、口の中に何も入ってこない時間を長く取ること。
  • 2.普段は口をしっかりと閉じ、食べる時は良く咬んで口を動かして食べること。
  • 3.1日1回丁寧に歯磨きをする習慣を身につけること。
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