ブログ

2025.06.03

インプラントのサイズは長さと太さのどちらが大事?負担を減らす形の選び方

Baggi L, Cappelloni I, Di Girolamo M, Maceri F, Vairo G. The influence of implant diameter and
length on stress distribution of osseointegrated implants related to crestal bone geometry: a three
dimensional finite element analysis. J Prosthet Dent. 2008 Dec;100(6):422-31.

インプラント治療では、「骨にどれだけしっかり固定できるか」がとても重要です。そのために、インプラントの形や太さ、長さなどが患者さん一人ひとりの骨の状態に合わせて選ばれています。

最近の研究では、インプラントの長さよりも「直径(太さ)」の方が、骨にかかる負担を減らすために効果的だという結果が出ています。特に上の奥歯にインプラントを入れるとき、骨の密度が少ないために負担が集中しやすくなるのですが、太いインプラントを使うことでそのリスクを下げられる可能性があるのです。

さらに、インプラントの上に被せる被せ物の形態を工夫することで、力がより分散されて、インプラント周囲の骨が守られやすくなります。

千駄木周辺では、高齢の方や骨の量が限られている方も多くいらっしゃいます。そのような方でも安心してインプラント治療を受けていただくために、ひのまる歯科では患者さんごとの骨の状態に合わせて、太さや構造にこだわったインプラントの治療計画を考えています。

どんなインプラントを使うかは、見えない部分ですが、治療の成功に大きく関わるポイントです。骨にやさしく、長持ちするインプラント治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

TOPへ戻る
tel.03-5809-0707tel.03-5809-0707