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2017.12.24

『治った』ってどんな状態?

これは『治った』のでしょうか。

 

長男(6歳)がラジコンカーで遊んでいたら壁にぶつけてフロントが破損しました。

見た目は派手に壊れましたが車は走ります。

破片を集めてきてセロハンテープでつけて
「治った!!」
と喜んでいました。

物を大事にして長く使う事は大切な事です。

さて、歯が欠けたり割れたり穴が空いた時ラジコンカーと同じように継ぎ接ぎで見た目が悪くても
「治った」とするのでしょうか?

この状態では、ぶつけなくても走っているだけで、セロハンテープで止めた継ぎ接ぎは剥がれ落ちるでしょう。

それとも、まだ車は走るからそもそも「壊れていない」普通に食事で咬めているからそもそも「悪くない」とするのでしょうか?

痛みが止まれば「治った」なのか穴が塞がれば「治った」なのか見た目も機能も取り戻した時「治った」なのか

再発(破損)を繰り返さないためには見た目も機能も取り戻した上で予防策が効果を発揮します。

この「治す」という言葉の定義が患者さんと歯科医師で異なるとお互いに困ってしまいます。

だから、ひのまる歯科は治療を始める前によくお話を聞くのです。

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