歯周ポケットの深さに応じて、歯茎の深い所の歯石を徹底的に除去することで、歯周組織にどのような影響を与えるか？

Hung2002 

歯周ポケットが浅い１～３ｍｍでは歯周組織の改善が認められなかった。むしろ若干歯周組織が悪くなった。

歯周ポケットが中等度４～６ｍｍでは歯周組織の改善が認められた。

歯周ポケットが深い７ｍｍ以上では歯周組織の改善が中等度以上に認められた。

この研究から、ポケットが浅い場合には歯茎の深いところは触れない方がよい

４ｍｍを超える深いポケットの場合には、しっかりと歯石を除去した方がよいことが示唆されます。

そのため、ひのまる歯科では

歯石除去（クリーニング）を行う前に必ず歯周ポケットの検査を行います。

保険制度でも明確に歯茎の上の歯石除去なのか、歯茎の下（深い所）の歯石除去なのか

治療の順番・ルールが決められています。

ポケットが中等度以上に深い場合には、回数をかけて徹底して歯石除去を行います。

これは歯周組織を改善させ、健康に保つために極めて重要だからです。