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2025.05.12

歯肉炎の研究の歴史について

Loe H, Theilade E, and Jensen S. Experimental gingivitis in man.

J Periodontol. 1965; 36:177-187.

今から60年ほど前に行われた実験です。

歯茎が赤く腫れてくる歯肉炎がなぜ起こるのかを実験して調べました。

健康な歯茎で歯磨きが十分に行えている12人に対して

『歯磨きを禁止!!』しました。

その結果、10日間から21日間で全ての被験者の歯茎が腫れて歯肉炎を起こしました。

歯茎の腫れた被験者が歯磨きを再開すると、1週間程で歯茎は健康な状態に戻りました。

 

この実験からわかることは、歯磨きが不十分だと歯肉炎になりますが、歯肉炎は適切な歯磨きで治るということです。

21日間も歯磨きを禁止されて生活を送るのは、今の感覚ではゾッとしますが60年前だから行えた実験だろうと思います。

歯周病の前に歯肉炎が起こります。

そのため、ひのまる歯科では歯を守るために歯磨きの重要性を全ての患者さんにお伝えしています。

千駄木近隣にて歯茎の状態やお口の健康について不安があるかたは、一度ご相談ください。

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