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2025.05.21

歯ぐきが薄いと歯周病治療で歯茎の位置が下がりやすい?

Claffey N and Shanley D. Relationship of gingival thickness and bleeding to loss
of probing attachment in shallow sites following nonsurgical periodontal therapy.
J Clin Periodontol 1986; 13:654-657.

この研究は歯茎の深いところの歯石と歯垢の除去を行った後、歯周ポケットの浅い所の歯茎が下がることと、歯茎の厚さや歯茎からの出血の関係について調べたものです。

結果、歯茎が薄く出血のない浅い歯周ポケットの部位に深いところの歯石と歯垢の除去を行うと、歯茎が下がってしまう。

治療受けあとに、「歯ぐきする」感じことありませんか?

これは、腫れた歯茎の炎症が治まったことによることが大きな理由です。しかし、歯茎が浅く出血のない浅いポケットだと、ダメージを受けて歯茎が下がることもあります。

たとえば、ポケット出血ないよう場所でも、歯ぐき薄い0.3mmほど歯ぐき位置下がること確認した。

一方で、出血ある部位では、歯ぐき厚みあっも、そのようなことはほとんどなかです。

治療効果最大限にしつつ、余計ダメージ避けるは、個々の歯茎の状態向ける必要ある感じした。

まる歯科では、治療行う際、ただポケットだけ見るではなく、歯ぐき厚み出血傾向あわせて診断取り入れています。

ポケット歯ぐき敏感部分は、必要以上処置控えたり、より丁寧優しい方法だりといった工夫ています。

また、出血有無は、治療効果再発リスクサインでもあるため、定期チェック口腔変化記録しっかりってます。

歯石安心」ではなく、その安定どう守る一緒考える治療大切にしています。

千駄木近隣にて、お口の健康や歯周病について不安なこと、気になることがある方は是非一度ご連絡ください。

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