「インプラント治療を受けたいけど、昔、歯周病の治療をしたことがある」「まだタバコを吸っているけど大丈夫かな」
そう感じている方は少なくありません。
実は、喫煙や歯周病の治療歴は、インプラント治療の成功に関わる大切な要素です。2009年に発表された大規模な研究レビューでは、これらの点について詳しく調査が行われました。
この研究では、過去に発表された1,400件以上の論文から信頼性の高い47本の研究を選び、インプラントの成功率や骨の状態について調べました。
その結果、治療を終えた歯周病のある方でも、インプラントが長く使えるケースが多いことがわかりました。実際、多くの研究でインプラントの生存率は90パーセントを超えていました。
しかし一方で、細かく見ていくと、歯周病があった方は健康な方に比べてインプラントの周りに炎症が起こるリスクが3倍から4倍ほど高くなる傾向が見られました。特に、以前に重い歯周病を経験した方や、メンテナンスが不十分な方では注意が必要です。
さらに、喫煙習慣がある場合、インプラントの周囲に炎症が起こるリスクはさらに高くなります。喫煙者では、インプラントがうまく定着しにくかったり、治療後に骨が減ってしまったりすることもあるのです。タバコを吸う本数が多いほど、このリスクは高まる傾向があることも確認されています。
ひのまる歯科では、インプラントをご希望の方には、現在のお口の状態だけでなく、過去の歯周病や生活習慣まで丁寧にうかがい、長く安心して使っていただける計画をご提案しています。喫煙されている方には、よりリスクを下げる治療計画を考えています。
千駄木エリアでインプラントをお考えの方、少しでも不安がある方は、一度ご相談ください。ご自身に合った方法を一緒に考えていきましょう。