Annibali S, Cristalli MP, Dell’Aquila D, Bignozzi I, La Monaca G, Pilloni A. Short dental
implants: a systematic review. J Dent Res. 2012 Jan;91(1):25-32.
インプラントを考えている方の中には、「骨が少ないから無理かもしれない」と言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
実は近年、あごの骨が少ない場所にも対応できる“ショートインプラント”という方法が広まりつつあります。これは、長さが10mm未満の短いインプラントのことで、特に骨の吸収が進んだ方にも有効な治療の選択肢として注目されています。
海外で行われた研究では、5〜9mmの長さのショートインプラント6,193本を調査したところ、平均で約3年の観察期間において、99%以上が問題なく使い続けられたという結果が出ています。中には10年間にわたり安定して使えていたという報告もありました。
また、インプラントの素材や表面の加工技術も進化しており、ショートインプラントでもしっかりと骨と結合し、日常生活でしっかり噛める力を維持できるようになっています。
ひのまる歯科では、「インプラントは難しい」と他院で言われた方にも、骨の状態を丁寧に確認したうえで、可能性のある治療法をご提案しています。
「骨が少ないと言われて諦めた」「インプラントに興味はあるけど手術が不安」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
治療には不安がつきものですが、選択肢を知ることで気持ちが軽くなることもあります。あなたのあごの状態に合った、無理のない治療計画を一緒に考えていきましょう。