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2025.06.02

骨が少ない場所でも安心して使える?ショートインプラントと骨の安定性

Monje A, Suarez F, Galindo-Moreno P, García-Nogales A, Fu JH, Wang HL. A systematic review on
marginal bone loss around short dental implants (< 10 mm) for implant-supported fixed prostheses. Clin
Oral Implants Res. 2014 Oct;25(10):1119-24.

「骨が少ないからインプラントは難しい」と言われた経験はありませんか?

従来、あごの骨の高さが十分でない場合、骨を増やす手術を行ってからインプラント治療をするのが一般的でした。ですが、最近では**「ショートインプラント」**という選択肢も広がってきています。

ショートインプラントとは、長さが10ミリ未満の短いインプラントのこと。骨の高さが少ない場所でも使いやすく、患者さんの体への負担を減らせる可能性があります。

とはいえ、「短いインプラントだと、周りの骨がやせてしまうのでは…」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

この点について、この研究では、長さの短いインプラントと通常のインプラントを比較して、周囲の骨の吸収量に違いがあるかどうかを詳しく調べています。

その結果、インプラントの長さと骨の吸収量には明確な関係がないことがわかりました。つまり、短いインプラントでも通常のインプラントと同じように、周囲の骨をしっかり保つことができるということです。

ひのまる歯科では、骨の状態に合わせて、ショートインプラントを含めた複数の治療方法を丁寧にご提案しています。骨の量や体への負担が気になる方も、お気軽にご相談ください。

インプラントは「骨の量が少ないとできない」時代から、「状態に合わせた選択ができる」時代へと進んでいます。

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