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2025.06.02

6ミリの短いインプラントって大丈夫?骨が少ない方にも向く新しい選択肢

Andrea Ravidà, I-Ching Wang, Shayan Barootchi, Houssam Askar, Lorenzo Tavelli, Jordi Gargallo
Albiol, Hom-Lay Wang. Meta-analysis of randomized clinical trials comparing clinical and patient
reported outcomes between extra-short (≤6 mm) and longer (≥10 mm) implants. J Clin Periodontol. 2019
Jan;46(1):118-142. PMID: 30362137

 

「インプラントをしたいけれど、骨が少ないから無理かも…」

そんなふうに言われたことがある方へ。

あごの骨が足りないと、インプラントの埋入には大きな手術が必要になる場合があります。しかし、最近では「6ミリ以下のエクストラショートインプラント」という、新しい選択肢が注目されています。

この研究では、長さ6ミリ以下のインプラントと、10ミリ以上の一般的な長さのインプラントを比較して、どちらがどのようなメリットを持つのかが調査されました。

その結果、エクストラショートインプラントも通常のインプラントと同じようにしっかりと安定し、1年後や3年後の生存率に大きな差はなかったということがわかりました。さらに、次のような良い点も報告されています。

・周囲の骨が吸収されにくい

・手術時間が短くて済む

・費用が比較的少なく抑えられる(骨を増やすための処置がないため)

・手術後の体への負担が小さい

ただし、補綴物(かぶせ物)に関するトラブルについては、長いインプラントのほうがやや少なかったという報告もあります。

ひのまる歯科では、骨の状態に応じて、エクストラショートインプラントを含む複数の治療法を検討し、患者さんに合った提案を行っています。

「骨が少ないから無理」とあきらめずに、一度相談してみませんか?

新しい技術の登場により、以前は難しかったケースでも対応できる時代になっています。

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