「骨が足りないから、インプラントはできないと言われた」
「骨を増やす手術が怖い」
そんな理由で、インプラントをあきらめてしまった方はいませんか?
実は近年、**骨の高さが限られている場所でも対応できる“ショートインプラント”**が注目されています。
ショートインプラントとは、通常よりも長さの短いインプラントで、顎の骨が薄い場所でも比較的低侵襲に治療ができる方法です。
たとえば、こんなケースで検討されます。
・上の奥歯で、上顎洞という空洞が近くにあるため、インプラントを深く埋められない
・下の奥歯で、神経との距離が近く、インプラントの長さが限られている
・入れ歯では噛みにくく、インプラントによる被せ物を望んでいるが骨が痩せている
このようなケースでも、骨の高さが7mm程度残っていればショートインプラントの適応になることが多く、骨移植を回避できる可能性があります。
また、現在のショートインプラントは、表面に特殊な加工がされており、骨との結合が早くて強く、従来の長いインプラントと遜色のない成功率が報告されています。
ただし、ショートインプラントにはいくつかの注意点もあります。
・インプラントの位置や角度の正確性が重要
・初期固定を得やすいインプラントデザインや術式の選択
・メンテナンスの継続によって、周囲の骨を安定的に保つこと
ひのまる歯科では、骨の状態や全身のリスク因子(喫煙・歯周病の既往など)を総合的に評価しながら、無理のない計画を立てています。
また、万が一トラブルが起きた場合でも、ショートインプラントは比較的撤去がしやすく、再治療の幅も残されているという利点もあります。
「骨が少ないから…」とあきらめる前に、一度ご相談ください。
手術の負担を減らしながら、ご希望に近い噛みごこちと見た目を実現できる方法が見つかるかもしれません。