Tritten CB, Armitage GC. Comparison of a sonic and a manual
toothbrush for efficacy in supragingival plaque removal and reduction of
gingivitis. J Clin Periodontol 1996; 23: 641-648.
「手用の歯ブラシと電動歯ブラシ、どちらがよく磨けるの?」
「電動歯ブラシって使ったほうがいい?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ひのまる歯科では、患者さんから日常的にこのような質問を受けます。今回は、歯肉炎の改善効果や歯垢の除去率について、手用と電動の歯ブラシを比較した研究をご紹介しながら、どちらがご自身に合っているのかを考えるヒントをお届けします。
研究でわかった手用と電動の違い
アメリカで行われた研究では、歯肉炎のある方を対象に、音波式電動歯ブラシ(ソニッケアー)と手用歯ブラシ(バス法)での効果が比較されました。
結論から言えば、どちらも歯ぐきの炎症を改善し、プラークをしっかり除去できることがわかりました。
ただし細かく見ると、歯と歯の間や奥歯など、磨きにくい部分では電動歯ブラシのほうが優れた結果を出しています。
また、手用の歯ブラシでは力を入れすぎたことによる歯ぐきのすり傷(擦過傷)が6人に見られたのに対し、電動歯ブラシでは1人だけでした。
電動歯ブラシは誰に向いている?
こんな方には電動歯ブラシがおすすめです。
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歯と歯の間や奥歯の磨き残しが気になる
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力の入れ方に自信がない
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手の動きが不自由、もしくは面倒に感じる
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より手軽に丁寧に磨きたい
一方、手用の歯ブラシでも、正しい方法と時間をかけて磨けていれば問題ありません。大切なのは、「どちらを使うか」よりも「きちんと使いこなせるか」です。
ひのまる歯科では
患者さんのライフスタイルやお口の状態に合わせて、最適な歯ブラシの選び方や使い方をアドバイスしています。
「自分にはどんな歯ブラシが合っているのか分からない」「買ったけど正しい使い方ができているか不安」という方も、どうぞ気軽にご相談ください。
最後に:歯ブラシ選びは道具と使い方のバランス
電動でも手用でも、「自分に合っていて」「しっかり続けられること」が一番のポイントです。
歯ブラシの選び方で迷ったときは、まずはひのまる歯科でプロの意見を聞いてみるのが一番の近道です。
毎日の歯磨きを、もっと効果的に、もっと楽しく。
ひのまる歯科が、そのお手伝いをいたします。