歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

4歳頃から行う歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)は、受け口(下の前歯が上の前歯よりも前に出ている噛み合わせ、反対咬合とも言います)を改善するためのマウスピースです。
使用方法は非常に簡単で、就寝時に装着するだけです。この装置は舌や口周りの筋肉の状態を整え、正常な噛み合わせ促していきます。
特に乳歯列期に治療を開始すると、正しい顎や歯の成長を期待することができます。早期に治療を始めることで、永久歯の歯列が助けられ、きれいな歯並びが整いやすくなります。
受け口を放置すると、下顎の骨が過剰に成長しやすくなる可能性があります。 これによって「(特にサ行・タ行など)が正義になる」に影響を及ぼして自信を持つことが騒ぎになる」などの問題が起きる可能性があります。
身体的・精神的な負担を大事にするためにも、受け口の問題は早めに改善することが大切です。

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の特徴

就寝時のみの装着でOK

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を装着するのは夜の就寝時のみです。マウスピース型の矯正装置のため、最初は慣れないかもしれませんが、慣れてくる違和感なく矯正治療を行うことができます。

筋機能が改善することができる

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)はお口周りの筋肉を鍛える、整える作用のある筋機能矯正装置でもあるため、お子さんの体に負担をかけずに筋機能を改善させることができます。

痛みがなく、歯を抜かずに矯正ができる

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)に矯正はワイヤー矯正のような歯を動かして行う装置ではないため、痛みがほとんどありません。
また、歯を抜かずに口腔内を整える矯正装置のため、歯を抜くことがありません。

短期間で矯正治療が済む場合がある

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)は眠っている間にしっかり装着している場合はそこまで期間がかからずに矯正が完了します。早いお子さんの場合は2,3ヶ月で終わるケースもあります。
ただし、受け口に特化した矯正装置のため、それ以外の症状など個人差によっては2年かかってしまったり、ほかの矯正方法に移行する場合があります。

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)は何歳から可能?

乳歯が生えそろう4歳頃から開始できます。
幼児期の受け口は成長途中で改善されるケースもあるため、3歳頃まで経過観察となる場合があります。
しかし、3歳過ぎたころに受け口と診断されたり、受け口のような症状がある場合は自然治癒がされる可能性が低いため、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を使った矯正治療をお勧めしています。

歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の症例

Before

After

項目 内容
矯正装置の種類 歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)
治療開始年齢 5歳
治療期間 1年
治療費用
内容 費用
精密検査 33,000円(税込)
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)治療費 110,000円(税込)
別途再診料 1,100円(税込)/毎回

治療期間と治療回数の目安

治療期間

2~3年

治療回数

24回~36回

矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費診療となります。

リスク・副作用

~矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について~

1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりする事が重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。
5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11. 歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
13. 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14. 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
15. 装置が外れた後、現在の噛み合わせにあった状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
16. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
17. 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる事があります。
18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻す事は難しくなります

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